インドのパン事情【ナンは食べません】


インド パン

ナマステ!インドでの撮影・取材・観光コーディネートはお任せ、サプタムインターナショナルです。今回はインドにおけるパンについてご紹介します。

インドのパンと聞くとナンを思い浮かべる人が多いかもしれません。ですが実際にインドで生活していると、ナンは日常食というより外食で食べる非日常なもの、という位置づけに近いと感じます。家庭で日常的に食べられている主食はナンよりも薄いローティやチャパティで、これは多くの家庭でほぼ毎日のように登場します。

一方で、日本でもおなじみの食パンも、インドで楽しまれています。毎食の主食というよりは、朝の時間がないときや、軽く何か食べたいときの選択肢として愛されている印象です。今回は、そんなインドの食パンに焦点を当ててみたいと思います。

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インドの食パンは薄切りが主流

インドのパン

まず、インドの食パンが日本のものと大きく違うと感じるのが、その薄さです。日本の6枚切りや5枚切りと比べるとかなり薄く、「10枚切りくらいの感覚」と言えば伝わりやすいのかなと思います。実際に10枚かと言われれば場合によりますが、それくらい薄い仕立て、という感覚です。

また、1枚ごとのサイズや薄さも厳密なものではなく、ばらつきがあります。日本の均一な食パンに慣れていると少し気になりますが、このあたりのアバウトさは良くも悪くもインドらしい部分だと感じます。

消費期限はだいたい1週間前後で、日本と大きな差はありません。スーパーでは常温で普通に売られています。

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インドの食パンブランド

ここからは、インドでよく見かける食パンブランドをいくつか紹介します。

インド 食パン

まず、最もよく目にすると感じるのが「Harvest Gold」です。都市部のスーパーではかなりの確率で見かける定番ブランドで、価格も手頃です。個性的なブランドというよりはいわゆる無難、安定という立ち位置で、日常使いしやすい存在です。筆者自身はこれを買うことが多いです。

インドの食パン

次に「Britannia」です。インドでは非常に有名な食品メーカーで、ビスケットや乳製品など幅広い商品を展開しています。食パンもその一つで、大手メーカーらしく安定感のある印象です。

インド 食文化

そして「English Oven(Mrs. Bector’s)」です。このブランドは、食パン以外の商品展開も多く、少し気分を変えたいときに手に取られるブランドなのかなという感じを受けます。

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インドならではのパン文化

インド 健康

これらインドの食パンを見ていると、「zero maida」と書かれている商品をよく見かけます。maida は精製された小麦粉を指す言葉で、それを使っていません、という表示です。実際に使われていないのかどうかはわからないですが、インドでも日本と同様に健康志向は健在で、売り場では目立つアピールポイントの一つになっています。

これらのブランドは食パンだけでなく、bun や pav と呼ばれるパンも展開しています。

インド ハンバーガー

bun(バン)は諸説ありますがヨーロッパ、とりわけイギリス発祥と言われる小さく丸いパンのことです。日本で言うハンバーガーのバンズに近く、屋台料理や軽食でよく使われます。何かを挟んで食べる前提のパンですね。

pav(パヴ、パオ)はムンバイ発祥のパンで、そのことからBombay Pavと呼ばれることも多いです。小ぶりで甘みがあるやわらかいパンで、カレーや炒め物など、味の濃い料理と一緒に食べられることが多いパンです。

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菓子パンはインドにない…

インド スーパーマーケット

インドにいて個人的に印象的なのは、スーパーではいわゆる菓子パンがほとんど売られていないという点です。日本のように、メロンパンやクリームパンが並ぶ光景はまず見かけません。

もちろん、ベーカリーに行けば甘いパンや洋風のパンを楽しむことはできます。ただ、スーパーの日常の棚に並んでいるかどうか、という点では、日本とはかなり違うと感じます。

まとめ

今回はインドのパン、とりわけ食パンについてまとめました。食パン1つをとっても、やはり日常生活に根付いている食べ物ですから、インドの食文化や社会の様子を知ることができます。何度も言いますがインド人はナンをほぼ家では食べません。ナンは特別なタイミングやレストランで食べる、非日常のパンなのです。

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Written by Tomo Kino
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『मैदा(maida)』= (精製された)小麦粉
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